クラウトロックオススメ名バンド15選!
好きな音楽を好き勝手に語る!
偏食気味の音楽趣味を好き勝手に語っています!
ドイツに発生した独創的で異質な音楽。
クラウトロック。
またの名を、
ジャーマンロック。
イギリスやアメリカやフランスや、同時代の華々しい音楽とは明らかに違ってなんだか内省的。
不可思議で、捉えどころがないんですが、そこが最大の魅力。
不安定な社会情勢が無関係だとは言えないでしょう。
各国のいわゆるプログレッシブロック、というものともまた大きく異なる。
独自の進化を遂げたクラウトロック。
好き勝手にかたってます。笑。
ご紹介しているのはアルバムや曲が一つずつなので、伝わりきらないかもですが、、。
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北欧プログレッシブ・ロック|フィンランド|スウェーデン合計20選! 世界各国のプログレッシブ・ロックを国別に勝手にまとめております。 https://ymsy2021.org/progressiverock/[…]
アヴァン・ロック系
canを筆頭に、現代音楽(クラシックの系譜)の影響を受けてサウンドの中に昇華している。
そんなバンドが多くみられるのがクラウトロックの一つの特徴。
お国柄もあるのでしょう、仰々しい音楽も一つの特徴。
真面目過ぎて、ぶっ飛んでいるのもご愛敬ですね。笑。
そんな彼らのご紹介から!
1,CAN
クラウトロックと聞いて、このバンドを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
あらゆる文脈と国籍を含んで放たれた音楽。
音楽が思想や文化を孕んで、どうしようもなく影響を与えることもあるけれど、その反対もある。
技術が発展して音楽を作りやすくなった今。
その発展はこのcanの生成してきたアナログな現代音楽の世界に追いつく術を遠ざけてしまったようにすら思えます。
この当時にすでにこれは在った。
これは紛れもない事実。
サブスクも解禁されて、いつでもどこでも聴きやすくなったのでこれを機会に是非です。
追記:2024年2月、日本人ボーカリストとして在籍した、
ダモ鈴木さんが永眠されました。
クラウトロックを愛する一人として、同じ日本人がいたことを誇りに思います。
ご冥福をお祈りいたします。
2,FAUST
どことなく不気味で、奇怪で、実態がつかめないバンド。
それこそがクラウトロックの醍醐味というとチープですが、実際そうだし!笑。
異質感が強まります。
特にこの骨拳ジャケット。
インパクト大です。笑。
前衛的な演奏集団。
フリーフォームのサイケデリックバンド。
むむむ、、、語彙力。。。
3,GURU GURU
サイケデリックでハードだけどそれだけに収まらない、どこかふざけたユーモアが魅力。
明るくバカバカしいと言った風ではなくどこかシリアス。
ユーモアはキャリアと共に余裕を持って増していきます。
中心人物のマニ・ノイマイヤーがその主犯。
ドラマーとして様々なバンドやユニットにも登場し、クラウトロックの中心人物の1人にもなっています。
4,SLAP HAPPY
代表的な前衛ポップ。
初期にfaustの周辺のミュージシャンが参加している事で有名ですが、
そうでない作品はロック色も薄くなります。
なんにせよヴォーカルが美しく、このバンドの色を濃くしているのは確か。
イギリスのミュージシャンとの演奏もあるし、ヘンリー・カウなんかとの共作も。
そちらも名作。
5,POPOL VUH
フローリアン・フリッケを中心に、シンセサウンド、
少人数のバンドサウンドと時代によって形と表現方法を変えてきたバンド。
ロックやポップという言葉で括って良いのか難しい。
コンセプチュアルで美しい表現はもはやクラシックと言ってもいいのかも。
この時代のこの国に産まれた美しさです。
6,FLOH DE COLOGNE
ミュージシャン、俳優を擁した総合芸術家集団。
その甲斐あってか仕上がりは常にミニマルなサイケデリックロック、
かと思いきやのフォークやカントリーやロックンロールや、何でもあり。
アルバムによっての違いも多く、自由な作風です。
7,LIMBUS 3
limbus3はトリオで3。次の作品は4人でlimbus4も。
より原初的な3のご紹介。実験的な要素が多く、
現代音楽を含んだフリー・ロック、フリー・ジャズという感じです。
現代音楽を含んだロックが息付いてこられるのもクラウとロックの功績だと私は思います。
8,ANIMA-SOUND
自作の楽器を操る実験的なパフォーマンスが得意な前衛アート楽団。
フリーフォームな演奏は現代音楽の要素ももちろん含んでいますが、
民族音楽のような、原始的な雰囲気も。
使っている楽器がアコースティックなものが中心だからなのか。
ともすればポーリン・オリベロスかと思うようなサウンドにも聴こえます。
9,XHOL CARAVAN
ジャケットからしてサイケデリックの見本のような感じですね。
ヴァイオリンやフルートやサックスが入っているのが少しオーソドックスと異なるところかと思います。
しかし基本は轟音サイケデリック、トリップミュージックです。
10,FRANKIE DYMON Jnr
ほんのりエキゾチックなサウンドから、フォーク、プログレッシブなロックまで幅広いです。
アコースティックな楽器、チャカポコ系の打楽器と、
エレクトリックな電子楽器が上手いこと合わさって、
遊び心満載のサウンドを生み出すバンドです。
アシッド・フォーク、Pilz系
わずか2年ほどの活動期間しかなかったPilzレーベル。
短い期間の中でも濃厚なバンドをいくつか輩出しています。
そのPilzレーベルを中心にアシッドなフォーク、ポップスをまとめてみました。
11,Witthuser & westrupp
クラウトロックにおいてのフォークの位置づけがPilzで確立されるとしたら、
このデュオの存在が重要不可欠。
安定したフォークサウンドから一転、ウニョウニョしたアシッド・フォークへと誘います。
これぞ、ってなかなか難しいと個人的には思うのがアシッド・フォーク。
アシッドと思って聴いているうちに、あれ?ノーマル?みたいなこと、ないですか?
その点彼らはしっかりアシッド、聴かせてくれます。
12,BROSELMASCHINE
純正の男女混声アシッドフォーク。
混声だと不思議とアシッド感が増幅する気がしますが私だけでしょうか。笑。
ドラムレスでフルートやシタールなど、アコースティックサウンドを聴かせてくれます。
ここまで純粋にアコースティックサウンドを聴かせてくれるのも珍しい。
13,HOLDRELIN
王道のシンフォニックロックな一面もありますが、
その最中もフルートが入っていたりとフォーク、アコースティックよりのシンフォニックロックです。
家族フォークバンドとしてデビューして、ハードロックバンドに変貌していくという少し変わった経歴を持っています。
14,YATHA SIDHRA
唯一作。
アシッド・フォークとはまた違いますが、全体にアシッド・サイケなサウンドが展開されています。
浮遊感の漂うサウンドはフルートの音色とモヤがかかったようなリバーブ、
コーラスの影響かと思いますが、メロディテーマ自体がどこかエキゾチックで異国情緒漂うという感じかもしれません。
15,DOM
アシッド・フォーク4人組による現代音楽的アプローチを含んだ、隠れた名作です。
アコースティックな楽器による民族音楽的なアプローチもあり、
ノイズのインプロヴィゼーションのような場面も見られたり、幅広い音楽性が垣間見えます。
自主制作の唯一作らしく、ここからどうなるのかとか気になるし、
バンドは一作だけだと少し寂しい感じもしますよね。
サブスクで聴けるものも!
以上がpart1でございます。
まだまだ紹介しきれないバンド、ジャンルがあるので、
勝手にジャンル分けしてまた勝手に紹介しようかな。
spotifyなんかで聴けるのも増えているみたい。
ディスクガイドもぜひご参考に。