【ヨーロッパ・プログレ】カンタベリー・ロック|名盤|イギリス発世界を席巻|名バンド15選|人脈凄すぎて派生しまくり【ユーロ・プログレ】

カンタベリー・ロックって何?

好き勝手に好きな音楽を語る特集。

今回は、ユーロ・プログレから派生して、イギリス、カンタベリーのバンドにフォーカスします。

カンタベリー・ロック

カンタベリー・ミュージック

と広い意味で言われ、その特徴として関連する人脈が大きいのではないでしょうか。

よう
よう

説明はWikipediaさんで完結しそうなので下記参照。

1964年にカンタベリーで結成されたワイルド・フラワーズを祖とし、
ここからソフト・マシーン、キャラヴァンといったカンタベリー・ロックの代表的なバンドが生まれた。
さらにバンドの離合集散とともに人脈が広がり、
ジャンルとしてくくられるほどの存在感を示すようになった。
1960年代後半から1970年代にかけてが最盛期。
当初はサイケデリック・ロックの影響が強く、
後に即興演奏を中心としたジャズ・ロック色が濃くなる。
総じて曲は複雑、難解であり、商業主義とはほど遠いが、
過剰すぎず安定感のあるテクニックで独特のポップセンスを表現した音楽性は世界中に熱心なファンが少なからず存在する。

引用元:Wikipedia

まさしくこのバランス感覚が魅力のカンタベリー・サウンド。

代表的なバンドを15選ご紹介。

それぞれ関連するアーティストが多いですがバンドごとのご紹介。

嗜好の偏りには目をつぶってご覧ください~。

カンタベリー・ロック代表的名バンド15選

The Wilde Flowers(ワイルド・フラワーズ)

カンタベリー・ロックの祖。

ホッパー兄弟ブライアン・ホッパーヒュー・ホッパー)、

ロバート・ワイアットに、ケヴィン・エアーズが合流して結成。

後にリチャード・シンクレアが加入。

上記全員これから紹介するバンドの重要人物になってくるので、間違いない、祖。

当時を象徴するようなサイケデリック・サウンド全開。

カンタベリー・ロックの幕開け。

Soft Machine (ソフト・マシーン)

デイヴィッド・アレンロバート・ワイアットケヴィン・エアーズ

とまた重要人物達を中心に結成、活動開始したソフト・マシーン。

その後編成の変化と共に音楽性も変化させつつ、

今も尚現役(2024年1月時点)のモンスター・バンド。

サイケデリック・ロックの初期から、ジャズ・ロック、フュージョンと、

すべてにおいて高水準。

よう
よう

この辺りはいずれ単体バンドでもご紹介しないと…

Caravan(キャラヴァン)

ワイルド・フラワーズ解散後にソフト・マシーンに加わらなかったメンバーを中心に結成されたキャラヴァン。

サイケデリック・サウンドがメインですが、ソフト・マシーンよりもプログレ感が強めか。

2022時点では再結成もしてアルバムリリース、ライブツアーと今も現役。

GONG(ゴング)

一応フランスのプログレバンド。

ソフト・マシーンのデイヴィッド・アレンを中心に結成された。

サイケでジャズでポップでアヴァンギャルド。

カンタベリーの要素をふんだんに含んでいます。

Khan (カーン)

カンタベリー・ロックの中心人物の一人。

スティーヴ・ヒレッジが中心となったバンド。

アルバムは本作1枚のみで、ヒレッジ自身もエッグ~ゴングと様々なバンドを渡り歩く。

Matching Mole(マッチング・モウル)

ロバート・ワイアットデイヴ・シンクレアフィル・ミラービル・マコーミックにより結成。

カンタベリーのバンドの中でも、アヴァンギャルド寄りのサウンド。

後にワイアットが不慮の事故で大けがをしてしまう。

Hatfield & The North(ハットフィールド&ザノース)

カンタベリー・ロックの中でもポップな要素が強めか。

イギリスを代表するプログレ・バンドの一つ。

シンフォニックな王道プログレ・サウンドも魅力。

Gilgamesh(ギルガメッシュ)

アラン・ゴーウェンを中心に結成。

ジャズ・ロック系のサウンドが中心。

のちにナショナル・ヘルス結成のため2枚のスタジオアルバムのみのリリースとなっている。

National Health (ナショナル・ヘルス)

ハットフィールド&ザノースとナショナル・ヘルスの豪華合体プロジェクトとしてスタート。

カンタベリー・ロックの中でもシリアスなサウンド。

ジャズ、フュージョン系のテクニカルな色合い。

Egg(エッグ)

オルガン系のプログレ・バンド。

プログレ・バンドとして商業的な成功はしなかったようだが、

カンタベリー・ロックの最盛期のバンドの一つ。

メンバーはのちに、ハットフィールド&ザノースとナショナル・ヘルスに参加。

Quiet Sun(クワイエット・サン)

いわゆるカンタベリー的なサウンドとは一線を画す。

よりアグレッシブでアヴァンギャルドなバンド。

この後のメンバーの展開もなんとわたし好みなとこもあり、

必聴中の必聴。

Camel(キャメル)

70年代の5大プログレ・バンドに次ぐ代表的バンドの一つとして活動。

カンタベリー・ロックの中でもかなりメインストリームに近接したバンド。

それだけに(?)王道のシンフォ・サウンドが特徴的。

Henry Cow(ヘンリー・カウ)

アヴァンギャルドなサウンド、思想でカンタベリー・ロックに限らず、

その後の音楽にも大きな影響を与え続けているバンド。

簡単に一つの文脈で語ることも難しいですが。。。

よう
よう

ここはこの記事に厚みを持たせるためにも

カンタベリー・ロックにくくらせていただきます笑

Slapp Happy(スラップ・ハッピー)

クラウトロックとして有名なスラップ・ハッピー。

ヘンリー・カウとの交流が有名で、

カンタベリー・ロックとしても一面も。

アヴァン・ポップな音楽性はクラウトロック、カンタベリー・ロックの両側面が感じられる。

Art Bears(アート・ベアーズ)

ヘンリー・カウ~からアート・ベアーズへ。

バンドの名の通り、音楽を芸術としてとらえるその姿勢はサウンドに大きく反映されている。

前衛的で実験的。

美しく、暗い印象もあるが真摯な姿勢ならではか。

まだまだカンタベリー・ロックは続く!

まだまだ紹介しきれないバンドももちろんたくさんあります。

その人脈が超重要になってることから、あっちのバンドからこっちのバンドへ、

個別の関わりのご紹介は非常に難しい。

相関図も参考にさせていただいたので、ご覧ください!

英国はカンタベリー地方のミュージシャン達によって生み出されたジャジーで実験精神に溢れつつ、英国ならではの叙情性を感じさせ…

よう
よう

どこまでも深いカンタベリー・ロックの森は楽しいですね~

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